7月29日 NHK党が国政政党で、都民ファーストが国政政党になれない理由
N国党での活動が長く、党内に仲のいい人が多くて、立花さんとの付き合いが長い私にとって、半年の講義で一人も話し相手すらできない都民ファーストは、道徳的で社会的な政党であるとは言え、狐に化かされているようで、納得できないものだった。
たとえば公認申請の話。
私は3月から参院選まで何度も選対にメールを出しているのに、1度も返事がなく、電話番号も知らされていないため、ファーストの会の意向がわからないまま、ファーストの会の誰一人とも相談せずに立候補せざるを得なかった。
私が西多摩在住のため、彼らの選挙応援ができなかったという側面もある。
しかし、去年は国民民主党が早々と「地方選挙でも公認しない」という返事を頂けたため、じっくり自分で対応できる余裕があった。
尚、「三橋TV」にも出演したことのある、三橋貴明さんの付き人の気まぐれひろきさんですら、昨年は国民民主党から公認をもらえず、党の重鎮(じゅうちん)の樽井(たるい)さんですら、衆院選の立候補を取り下られているため、玉木さんが優柔不断で、連合と立憲との兼ね合いがあるため、公認を期待できる政党では全くない。
また、与党との対立軸を作れない玉木さんに加え、完全に立憲のイメージしかない山下容子さん、維新に近い前原さん、とそもそも何をしたいかが全く分からない中途半端な政党である。
その国民民主党以上に全くコミュニケーションが取れなかったのが、都民ファースト、ファーストの会だった。
私はネットではファーストの会を応援して、何らかの反応を待つしかなかったが、ついに何もなく、彼らが力を入れているはずの東京都内の市議選すら、私を公認するかどうかの返事も全くなく、たった一人で出ざるを得なかった。
これが私の旧知である立花さんなら、電話番号を公表しているので、電話一本で公認してくれるかどうか確認することができる。
また、小池都知事が5月24日に、「太陽光設置の義務化」を明言したため、心から支持できなくなって、都民ファーストの党員として活動できなくなったというのもある。
太陽光はそもそも、竹中平蔵と共に新自由主義を推進して、日本国民を貧困化させてきた小泉純一郎がひいきにしている「テクノシステムの利権」でしかない。
また太陽光は、三橋貴明氏によれば、いわば3.11の原発事故を利用した「ショック・ドクトリン(大惨事につけこんで実施される過激な市場原理主義改革)」であって、「百害あって一利なし」であり、非効率なのはもちろん、火災で消火もできないし、すぐに使えなくなるくせにカドミウムという有害物質が含まれていて、環境的にも非常に悪く、イタイイタイ病の原因を撒き散らすことにもなる。
こうして全く機転が利かない体質の政治団体のため、小池百合子366万票という、圧倒的な集票力があるにも関わらず、参院選では政党要件を満たせず、ただの1議席も取れず、当選ラインの半分ほどの得票しかできなかった。
そして1月から6月までファースト政経塾塾生として籍を置いている私も、完全にハシゴを外されて蚊帳の外だった。「都民ファーストの会 ファースト政経塾 修了」と書いていたにも関わらず、一貫して選対から無視され続けたため、わずか165票しか獲れなかった。
これでは何のために北川正恭さんや尾木ママの講義を聞いて勉強したのか意味が分からなかった。
しかし、清水やすこ都議と1対1で、1時間半も面談でお話しできたことは大変貴重だったし、今でも、「清水やすこ都議を応援したい」という思いは変わらない。
清水先生はあきる野市だけでも、自公の候補を押さえて、8565票も得票できる絶対的な存在である。無論、あきる野市で70%を得票する小池百合子さんとの二連ポスターの効果も大きい。
いずれにせよ、昨年の都議選では、私は今は敬愛してやまない清水やすこさんと戦った。
しかし、今は一敗地にまみれ、落ち武者同然である。
衆寡(しゅうか)敵せず。
政治家としてはこのあきる野市からは離れる以外ない。
だが、何らかの形で、再起を期す。
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